森山二郎遺作展
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漬物の桶に渋引き冬日和

二阿彌
紅葉






二阿彌
木犀の

香の滴して

吾が狭庭
観音に

月光りそめ

冬牡丹

降る雨に

木犀の香の

滴して



除幕せし

像輝きて

白露の日


二阿彌

登りつき

富士の頂上

汗涼し



二阿彌
初旅の土産は妻に鷺の菓子


二阿彌
花を地に還す無常の夜の雨


二阿彌
澄み渡る月に瀬音の静かなり

二阿彌
名水にはじまる美濃の寒造り

二阿彌
リラの花

又リラの花

蝦夷の旅


二阿彌
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↓下へ
※山内一豊と妻の像のこと
夏去りし

伊豆の岬の

松陰に


伊豆の宿にて
漁火ゆれて

沖しずかなり
海焼けて

茜の波に

千鳥揺れ



二阿彌
雨樋に

雀ふくれて

日向ぼこ



二阿彌
落日の

川面に映えて

百日紅



二阿彌
リラの花

又リラの花

蝦夷の旅



二阿彌
山城に
羽虫舞ふほの
冬隣り  


二阿彌
山城に

羽虫舞ふほの

冬隣り  

二阿彌
降り立ちし

フランクフルト

春の雪


二阿彌
思ひ出は

セ│ヌの風よ

早春賦


二阿彌
登りつき

富士の頂上

汗涼し


二阿彌
名水に

はじまる美濃の

寒造り


二阿彌