故父親の同級生の葬式
   40数年前、私の町内で洋服店営業の杉下十平さん(91)
2007年7月26日
岐阜県郡上八幡
故父親の同級生の伊地田忠義さん・小椋清さんがお参りされ、二人とも私に「生き残った者が、たった5人になってしまった」と嘆かれました。幼馴染の同級生の死は本当につらいもの。
高鷲から足の不自由さを押してお参りされた和田道明さんは、「故人は私が八幡中学校の野球部の顧問のとき、雨の日も風の日でも野球の指導に来てくださった。その御恩に応えるため最後のお葬式だけにはと思いお参りに来ました」と言われました。
40数年前、私の住む大手町(当時は正木町)で故人が洋服店を経営していたときに勤められていた二人の従業員の方々が最前列でお参りされていました。二人の方が一生懸命ミシンをかけておられた姿や当時の店の様子が懐かしく思い出されます。私は小学生でした。
子どもに恵まれなかった故人の御棺の中には、可愛がった人形の「ゆきこちゃん」が一緒でした。
昔、杉下洋服店のあった場所。
(郡上市八幡町大手町)