最後に6番目として街なみ環境整備事業の状況について質問します。

街なみ環境整備事業は、道路に付いては半分を国の交付金に依り、街路灯のような設備は国・町・町内が三分の一ずつ負担という有利な条件を生かして進められおります。

@9月から北町の本町の工事が始まり11月は洞泉寺橋まで進みます、来年度は私の住む大手町に進みます。

9月から始まった本町地内での縁石張り工事。

そこで、14年度に下水道工事の終った中坪や初音は既に道路の舗装が済んでおります。これに対し、橋本町、肴町、下殿町はいまだ舗装がされておりません。

橋本町、肴町、下殿町は県道に当りこの街なみ環境整備の道路工事には含まれませんが一般町民にはどこの道路も市街地ならすぐ舗装がされるもののように思っています。わかりにくいのです。県への働きかけはされていると思われますがここを含めて全体の見通しと計画予定についてを質問します。

なお、安養寺前の石畳道路だった所は7月末にカラーアスファルト化されまして大変通りやすくなりました。道路作りの難しさを痛感させられた箇所でありましたが、他に不評の箇所のメンテナンスを引き続きお願いしたいわけですが今、気をつけておられる箇所と対処法について伺います。

また、街なみ環境整備事業の中に、建物や付属物の中で城下町らしさを引き出すための工夫を凝らされた場合においては、建物建造者を助成する制度が出来てとてもいいことだと思うわけですが、適用額があまりに低額で期待はずれの例がありました。個人の好みと街づくりがかみ合うことが大事なので研究を重ねていただきたいので、この点についてもお考えを伺いたいと思います。 以上、6項目についてお答えください。

川上朝史議員の一般質問:2003年9月決算議会

◎畑佐基盤整備課長:町環整備(街並み環境整備事業)について今後の見通しということでいくつかのご質問をいただいておりますので、ちょっと時間がありませんが、ちょっと簡単に説明をさせていただきます。

今年度につきましてはご質問にございましたように本町のほうに入っております。殿町と本町を結ぶ道路、ロッドユールの横の道路でございますが、この2路線。それから洞泉寺橋までの道路というところの道水路の修正をかかっていくということで発注したところです。まだちょっと地権者の協議が整っておりませんが、宮ケ瀬橋の横の吉田川へ行く通路がございます。ここについても協議が整い次第、今年度の事業ということで予定をしておるということでございます。また来年度になりますと北町のあと残りの部分でございますが大手町通り、新橋から金華堂前まで、そうした道路のあるいは水路の修正、それから洞泉寺橋の勾蘭(こうらん)の修正等も来年度やっていきたいなというふうに要求をしております。17年度になりますと、清水橋から尾崎側の川沿いの道路の修正と、あるいは吉田川・小駄良川の夜間照明の設置というような事も予定をしております。ただ国の補助事業でございましてそうした事業の割当等によりまして若干の変更はあろうかと思っております。それから2つ目の県道の関係でございます。この町環の中の有穂―中坪線でございますが、県道につきましては町環とはまた別に県のほうにお願いをしまして県単事業としてカラー舗装のほうをやっていただいております。昨年は立町通りのほうをやっていただきましたし、今年もたいへん県単は厳しい中でございますが橋本町の舗装という事でここでやっていただけるというふうに聞いております。今、引き続きましてあと肴町それから殿町につきましてもまた継続してやっていただくように県のほうへも要望しておるところでございますので宜しくお願い致します。

それからもう一点、町環事業のメンテナンスについてということでございます。私どものほうとしましては、施工後1年検査という事で、1年経過したところで現場のほうの細部の確認をさせていただいております。その検査の中で、補修の必要な箇所につきましては、既に補修作業を終了しておりますし、契約できますと瑕疵担保二年ということがございますが、今後とも特に石張り等の現場もございますので、浮石等につきましては引き続きそうした支障箇所があれば速やかに直していきたいというふうに考えておりますので宜しくお願い致します。それから街並み形成にかかる助成制度、基準も厳しいし思ったより安いというようなところのなんでございますが、この制度につきましては街並み景観の積極的に協力を頂いた、そうした取組、あるいはそうした建物に対する助成制度、いうことでございますが、助成額につきましてはそれぞれの部分部分の積み重ねで計算していくと、屋根あるいは庇、あるいは壁、そういったもの一つ一つに対する助成の積上げというような形態をとっております。この助成事業、街並み環境整備事業としまして国の補助をいただいて実施をしておる事業でございまして、従いましてその指定区域も町環の指定区域という事でございます。しかしながら八幡におきましては、ご承知のように柳町・職人町・鍛冶屋町と既に古い街並みということで自主的な活動、あるいは街並みに合うそうした自主的な建物が建てられておるということがございます。そこら辺との整合性といいますかバランスといいますか、そういうことも考慮しながら厳しいとおっしゃられるかもしれませんが、こうした基準、それから、わずかではございますがこうした助成額を定めていると、この助成額につきましてはたしかに他町村に比べれば低額であると、いうことはいえるかと思います。ただ、こうした景観を形成するための一つの契機ということで位置付けしたいと。あと市街地の今21自治会においても街並み協定を締結していくということでございまして、そうした地区についても今後助成の対象という事で拡大はしていきたいというふうに思っているので宜しくお願い致します。

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2003年9月19日