【川上朝史議員の一般質問:2003年9月決算議会】

5番目に郡上大橋架け替えと五町・向山・尾崎町地区の下水道計画について質問します。

去る8月25日に岐阜県庁において、私たち日本共産党岐阜県地方議員団は来年度の岐阜県への予算要求交渉を行いました。八幡町議員団も出席いたしました。全部で201項目にわたる要求を朝の10時より夕方6時まで7時間に及んで各部局の課長以下数十人の県幹部と交渉いたしました。郡上の要求も郡上中央病院の医師の確保や、長良川西岸の有坂を含めた県道拡幅などとともに、郡上大橋の架け替えを要求いたしました。これに対して県の回答は優先度の高い順に順次進めていきたいというものでした。

郡上大橋は今から46年前の1957年(昭和32年)にできております。平行して架かっている歩道橋は23年前の1980年にできております。橋幅も狭く老朽化していることから今この郡上大橋の架け替えが郡民の切実な要求となっております。そして、特に下水道事業を進める八幡町にとっては殊更その必要性が迫られております。それは橋の上流に当る五町地区(166世帯)、尾崎町地区(96世帯)、向山地区(50世帯)の下水道工事が控えているからです。その昔、尾崎は洞泉寺橋を渡って五町へ抜ける越前街道の始まりとなったところですが郡上大橋の出来る46年前まではすべての人・自動車・馬車がこの道を通っていました。細い道幅は今も変わっておらず郷愁をそそる道や家並が続きます。狭い道の川がわにずっと家が立ち並んでおります。生活廃水は当然、下の小駄良川・吉田川へ注がれています。この尾崎・向山そして五町地区の人たちも下水道の供用開始を早くと望むわけですが汚水を下流の浄化処理場まで引くにはこの郡上大橋の利用が一番効率的になります。郡上大橋の早い架け替えが望まれるわけですが、この郡上大橋の架け替えの国および県との交渉の現時点での状況はどうか、を伺います。そして尾崎町・向山・五町地区の下水道工事の見通しおよび計画はどうなっているか質問いたします。

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◎山田副議長:畑佐基盤整備課長。

    畑佐一男基盤整備課長:はい。それでは私の方からは郡上大橋の架け替えと尾崎地区下水道についてということの中で、先ず郡上大橋についてのご説明をさせていただきます。また、下水道に付いては水道課長のほうからご説明があろうかと思います。先ず郡上大橋でございますけれども、ご質問にございましたように幅員が非常に狭いというようなことで大型車のすれ違いも非常に困難であると、また老朽化も非常に進んできているということから、以前から国土交通省のほう、岐阜国道事務所、あるいは名古屋の中部地方整備局のほうに町村長の方から要望をされているということでございまして、特に去年・それから今年の春につきましては七か町村の町村会ということで皆さんのご指摘の元に要望をしてきていただいておるというようなことでございます。ただ、まあ国におきましてはご承知のように非常に財政が厳しいという中で、特に公共事業、中でも地方の道路というようなことについて、非常に厳しい状況にあるわけでございますが、そういう中で私のほうも向うの国土交通省の担当のほうとも何とかということで話をいろいろとさせていただいておりますが、老朽化ということからみると、非常にまだまだ国道に関する中にはそういう橋はまだまだいろいろあるということの中で、ちょっと視点を変えてといいますか、橋だけの要望ということだけでなくて、八幡におきましては今中央病院のアクセスということもございます。そうしたことによる前後の国道の改良計画、あるいは全体の地域づくりの一環の中の郡上大橋と、いうような位置付けの中で、そうした絵を書きながら今後また要望のほうを進めていきたいというふうに思っておりますので宜しくお願い致します。

山田副議長:武藤水道課長。

武藤水道課長:はい。時間がございませんけれども、向山・尾崎については第2期事業認可区域に位置付けをしておりますけれども、向山・尾崎の汚水については五町地区と合流してブックバーンのほうへ行くということになります。それで、先ず第3期地区が16年度事業認可取る予定ですので郡上大橋の今後の動向をみる中で、向山・尾崎については2期の区域ではありますけれども、3期の事業認可区域のほうをその動向によっては先に工事はすすめていくということもこの大橋の動きをみる中では当然考えられることと思っておりますけれども、どちらにしましても郡上大橋から架け替えと同時にえいてんがするのがコスト的には一番経済的に上がるという中で、その辺の状況を見る中で実施していきたいというふうに思っております。以上です。

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