【川上朝史議員の一般質問:2003年9月決算議会】

4番目に国保料等滞納の急増について質問します。

 監査委員の14年度「審査報告書」の55ページの滞納内訳にあるように、町民税・固定資産税・軽自動車税などとともに国民健康保険税の滞納者が急増しています。この表の見方は15年3月31日現在の各年度別の件数・滞納額が記載されています。12年度分88人、滞納額が約1121万円が、13年度分134件・約1697万と件数・額とも5割増なっています。更に昨年14年度分は231件・滞納額は2802万円と、件数で前年比で7割増、滞納額は6.5割増となっています。2802万円は14年度収入済み額6億989万円の4.59%に当り、16年間の累計は7662万円で12.56%にあたります。一体これは何が原因なのでしょうか。(この質問では表の見方を間違えていました。それで上記質問の赤字の部分2ヶ所は削除します。)(税務課長が収入未済額=滞納総額が13年度末では6600万円あったのが、14年度末には7662万円となり約1000万円増えたことになる。と答弁されたので、結局は16%の増になります。)

未納者への「短期保険証」(有効期限1ヶ月)、「資格証明書」発行はされているのですか。「資格証明書」は正規の保険証ではありません。実態はどうでしょうか。お伺いします。この八幡町で保険証がなく必要なときに医療が受けられない、ということのないようにしたいのですが、この点を含め質問します。

平成14年度末滞納内訳(国民健康保険税)     (単位:人、円)

当初調定

件 数

滞 納 額

昭和63年度

  

38,750

 平成1年度

 2

258,800

   2年度

 2

297,800

   3年度

 1

18,400

   4年度

 3

145,700

   5年度

 5

358,300

   6年度

 7

463,900

   7年度

11

1,164,700

   8年度

18

1,815,900

   9年度

35

3,905,100

  10年度

43

3,839,600

  11年度

75

8,104,800

  12年度

88

11,216,500

  13年度

    134

16,973,650

  14年度

    231

28,024,000

合 計

    656

76,625,720

◎佐藤税務課長:議長。
◎山田副議長:佐藤税務課長。

◎佐藤税務課長:先ほど国保料等の滞納の急増について、ということでご質問をいただきましたが、14年度の「決算審査報告書」の中で55ページに表を付けていただいておりまして、その中で国民健康保険税とか他の税についても、14年度末の決算時の滞納ということで上げていただいております。国民健康保険税を見ていただきますと合計の欄、これは7600万ほど滞納があるということでございます。これにつきまして前年度に比較しますと約1000万増加していることでありますんですが、その7600万の滞納額のうち最初に課税したときの年度が、何年で課税したものが14年度末でこれだけありますという内訳の数字でございます。したがって例えば14年度に2800万というのは、これは14年度の現年度の分でありまして、13年度以前の分は14年度における滞納繰越分でございます。例えば13年度には6600万滞納分があったわけですが、それが本年は7600万に増えておるということでありまして、それぞれの年において今残っている分を、で、もともとあったわけではないということでございます。ちょっと説明があれですが。要するに14年度の分で現在残っている分があがっているということでございまして、ちょっと表の見方をちょっとどうもご質問の見方とはちょっと違っておりますので、そういう見方で見ていただきたいということでございます。それから、実際収納率自体につきましては0.5%程下がっておりますが、13年度よりも14年度は、これについては県下のデーターを見ましても市の場合でも、市の場合は93%ぐらいなのですが、だいたい八幡町よりは2%ぐらい低いという数字ですし、県下全体でも、市でも町村でも0.5%下がっているような状況であります。それから払わない悪質な方が増えたのでしょうか、というようなことで、何が原因かということが上がっておりますが、原因につきましてはいろんな要素があるわけでございまして、例えば経済の不況の影響ということもありまして、例えば倒産とかリストラとかそういうようなことで退職されて社会保険から国保に加入されると、そうすると前年の所得で課税されるわけでございまして、所得がない状況下で前年の所得で課税されておるというようなことも影響しておるやろうやろうと、あるいはわれわれ自身の努力ということもありまして、精一杯努力はしているつもりでございますけども、そういう事もあるというようなことでございます。一応、そういうことで宜しくお願いします。

  
武藤住民生活課長:議長。

   山田副議長:武藤住民生活課長。

  武藤住民生活課長:はい。国保税の滞納の関係で、保険証の質問がございましたのでお答えさせていただきます。国保税につきましては被保険者間の負担の公平とか健全運営といった観点から特別の事情がなしに滞納している場合は資格証明書を発行するということになっておりますけれども、現在その資格証明書は発行いたしておりませんですけれども、そういった滞納をされて見える方に付きましては分納ということで約束を取り付けまして短期保険者証の発行をしております。8月末の時点での対象者でございますけれども60人ございましてそのうち短期保険者証の発行者は22名でございます。残りの38名は未発行でございます。その未発行のうち6名は居所不明ということになっております。今後につきましても滞納者につきましては短期保険者証というもので対応していきたいというふうに思いますが、顔を合せる機会とか、相談を出来る機会を多く取るという様なことで納付指導をしていきたいというふうに考えておりますので宜しくお願い致します。
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