9月定例議会一般質問(川上朝史議員)

日本共産党の川上朝史です。

1番目にコミュニティーバスについての質問をいたします。
        

 先月8日に「まめバス」が運行開始をされ、約一ヶ月が経過しました。

その利用状況について伺います。

まず、@(全体の、青ルート、赤ルート、時間帯別)利用者数とA利用者層(老人・幼児など)についてお答えください。

 
さらにB利用者の反応
(バスについて、運転手について、運行時間について、乗り場について、運転区間について、料金について)これらについて伺います。

C運転手さんからの意見に付いてはどのように掌握されたかも伺っておきます。

D同業者(タクシー・バス・人力車)への影響に付いてはどうだったかも掌握されているか伺  います。

Eまだ早いかもしれませんが営業的な目標数値との比較はどうか伺います。

F当初見込みを変更せざるを得なかったことは、ありませんでしたか。(運転手費用)

G予測と大幅なずれがなかったか、今後の一番の課題は何か。などについてもお答え下さい。
                 

 初めて乗る地元の人や観光客は止る場所がよくわからず戸惑われております。運転手さんによる大きな声での案内がとても大切だと思いますが、ちょっと話をしてくれて乗客とコミュニケーションを図る運転手さんが好評です。

赤ルート・青ルートのコースの見分け方のポイントがあれば教えてください。

コースに付いては十分検討されたとは思いますが、現在は小野までのルートを初納団地前までという意見を聞いています。

また料金については一回100円で往復では200円かかるわけですが、あそこに行ったら次はあそこ、と頻繁に使おうと思うと一日に300円、400円とお金が掛り、もったいないという気持になります。10枚買うと1枚おまけの回数券もありますが、更に「まめバス定期券」のようなものを考えられてはどうでしょうか。年間5千円で乗り放題などというものです。

 私は、便利で、お年寄りや脚のない人たち、そして観光客にも喜んでいただいている、このまめバスが、みんなで工夫をして長続きするように、そのためには負担がもっと軽くなるように、更に検討してほしいと思い以上の事柄について質問を致します。
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井口総務管理課長:はい、それではコミュニティーバスの利用についてお答えさせていただきます。運行を開始して1ヶ月を経過したわけでございますが、先ず8月の8日から3日間は無料ということも踏まえまして8月31日までに3501人の利用がございました。これは無料期間含めて1日平均145人。有料期間だけは152人です。このうち時間帯別では一番多い時間帯は午後1時で500人、少ないのは午前8時で171人、夕方5時の時間帯が166人で始発と最終便です。ちなみに一番多かった人数は無料の8月10日が212人、有料では8月24日()の210人、次は8月27日()の209人でした。ルート別では青ルートが24日間で1886人(1日78人)、多かった便は午後1時270人,2時268人、少ない便は8時・5時で100人前後。赤ルートは(1日74人)多かった便は10時258人、1時230人、少ない便は8時・5時で100人以下です。利用者は高齢者の通院・買物、40代主婦の子供づれの方などで、車椅子利用は3人あったと聞いています。また8月で観光客もありました。利用者の反応としては、床が低いため高齢者の乗り降りが楽で好評でした。当初は乗車場所がわかりづらいということもあったが徐々にわかってもらえています。100円の料金はいろいろありますが安くて有難いと聞いています。バス停は町名・地名を利用してるが小野6丁目はどこかなどわかりづらいので今後運営の中で検討をします。ご理解ください。運転手の感想は、利用者が有難いと言ってみえる、同じルートを走る苦痛あるが2交代3交代が考えられる中での運営と、当初から経費の関係からもそのことは要っているわけで、経営感覚で今後の課題に含まれています。同業者への影響は今の所聴取していません。高齢者など今までタクシーに乗っておられた分が多少減っているかも知れない。営業的な目標数値では、昨年・1昨年の社会実験では100人ぐらいということでした。当初から申し上げていますが経営という事になると150から200人、持ち出しが少なくなるということなら300人以上あることが大事なことになりますが、徐々に増やしていくということで、現在は150人前後で推移しています。ただ今は無料の幼児の数も入っていますので有料の方が150人から200人になる方策が大事になります。住民の方に協力をして頂かないと大変なことになります。当初見込みの変更で大きなことは、運転業務の中で経費が多くなったことで、補正予算でも認めていただきましたが、安全運転管理ということから、ちゃんとできる業者でないと許可が下り難いということが出てきました。春先の大型バスの事故や不祥事によります。今後の一番の課題は、いかに長く運行できるかで、利用者をいかに増やすか、経費を押さえるかです。民間の商店街が利用協力がしてもらえるか、いかに買い物がしてもらえるか考えていただき、チケットをサービス券等で使ってほしいです。赤青コースの見分け方はわかりやすいルートと思います。定期券は利用者が額にもよりますが固定的につかめれれば、経営に圧迫を与えないよう今後の検討課題にしていきたいと思います。
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2004年9月19日(金)