9月定例議会一般質問(川上朝史議員)9月18日改稿しました。

日本共産党の川上朝史です。

1番目にコミュニティーバスについての質問をいたします。

先月8日に「まめバス」が運行開始をされ、約一ヶ月が経過しました。その利用状況について伺います。

@(全体の、青ルート、赤ルート、時間帯別)利用者数と
 A利用者層
(老人・幼児など)についてお答えください。

 B利用者の反応(バスについて、運転手について、運行時間について、

     乗り場について、運転区間について、料金について)これらについて伺います。

C運転手さんからの意見に付いてはどのように掌握されたかも伺っておきます。

D同業者(タクシー・バス・人力車)への影響に付いてはどうだったかも掌握されているか伺います。

Eまだ早いかもしれませんが営業的な目標数値との比較はどうか伺います。

F当初見込みを変更せざるを得なかったことは、ありませんでしたか。(運転手費用)

G予測と大幅なずれがなかったか、今後の一番の課題は何か。などについてもお答えください。

初めて乗る地元の人や観光客は止る場所がよくわからず戸惑われております。運転手さんによる大きな声での案内がとても大切だと思いますが、ちょっと話をしてくれて乗客とコミュニケーションを図る運転手さんが好評です。

赤ルート・青ルートのコースの見分け方のポイントがあれば教えてください。

コースに付いては十分検討されたとは思いますが、現在は小野までのルートを初納団地前までという意見を聞いています。

また料金については一回100円で往復では200円かかるわけですが、あそこに行ったら次はあそこ、と頻繁に使おうと思うと一日に300円、400円とお金が掛り、もったいないという気持になります。10枚買うと1枚おまけの回数券もありますが、更に「まめバス定期券」のようなものを考えられてはどうでしょうか。年間5000円で乗り放題などというものです。

私は、便利で、お年寄りや子どもたち、そして観光客にも喜んでいただいている、このまめバスが、みんなで工夫をして長続きするように、そのためには負担がもっと軽くなるように、更に検討してほしいと思い以上の事柄について質問を致します。


2番目に肺炎球菌ワクチンについて質問します。

「肺炎球菌ワクチン」、聞きなれない言葉だと思いますがインターネットでは1100件を越す項目が載っております。新型肺炎のSARS(重症急性呼吸器症候群)が東南アジアから流行し始め日本でもその脅威におびえたのはつい最近のことでした。このとき、私は肺炎球菌ワクチンのことを思い出しましたので、これの普及に努めておられる八幡町大手町出身のある方から資料等送っていただきました。今回これを浅野議員と共同の気持で取り上げさせていただきます。

まず、肺炎についてはよく知られた病気です。死亡率が高齢者ではガン・心臓病・脳卒中に次ぐ4番目に高い病気で、2年前の2000年には85,305人がこの肺炎で亡くなられています。高齢者は食べ物を飲み損ねて気管支へ入れてしまい肺炎を引き起こしやすいのですが、もう一つの細菌感染では細菌・ウイルスなど様々な病原体によって肺炎を起こしています。このうち肺炎球菌によるものがその三分の一を占めています。

今回取り上げました「肺炎球菌ワクチン」は、接種をすれば、この肺炎に対して8割の予防効率があるというものです。現在日本でも秋口になるとインフルエンザワクチンを打って予防される方が増えてきています。私もこれを打っていますが、打つと何となくインフルエンザにはかからないぞという気がするものです。このインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを併用すれば死亡数は81%減少した、とのアメリカでの報告があります。肺炎を引き起こす肺炎球菌は特殊な膜で覆われているため通常の細胞では殺菌できず、このワクチン接種により殺すことが出来ます。アメリカでは65歳以上の人の45%が接種しており、1回で5年間以上の効果があります。毎年注射しなくてもよいわけです。アメリカでは5年毎の接種が認められていますが日本では二回目の接種は認められてはいません。(アレルギー反応の可能性を完全に断つためといいます。)特に高齢者、呼吸器疾患、心臓疾患、糖尿病疾患、腎臓不全等、肺炎に掛りやすい人が対象となります。自己負担は6000円から9000円です。日本では北海道の瀬棚町が2年前より実施しています。予防接種料金の内2300円を町が負担して残りを個人負担します。副作用もあまりありません。

そこでまず、八幡町あるいは郡上郡における死因の中での肺炎の数はどれほどかを伺います。そして肺炎球菌ワクチンに対して八幡町での医療機関はどう考えているか、それを当局は聞いておられるのかを伺っておきます。

隣の和良村が長寿日本一で全国から注目を集めています。同じ郡上郡のうちであり嬉しいことです。今年の敬老の日に市街地でのお祝い品にタオルケットや商品券などが入っていましたが、あるホームページに敬老の日の贈り物に「肺炎球菌ワクチン」をというのがありました。八幡町の町長のお考えを伺います。


3番目に介護保険利用状況と減免制度について質問します。

介護保険制度は3年前の2000年4月から始まりました。65歳以上の方を一号保険者と呼び、40歳から64歳までの医療保険に加入している人を二号保険者と呼び、一号・二号すべての国民から保険料を取ります。この議場にいる方は全員、また親がご健在ならばその親もすべて加入しています。この介護保険制度は、保険料収入で5割、税金で5割を負担し運営されています。最初、9月までの6ヶ月間は保険料が無料でした。10月よりは保険額の半分を一年間納めました。そして1年経った2001年10月からは正規の保険料を治めることになりました。来月の10月で丸2年がたちます。2年経とうとしている今の郡上広域連合での介護保険の状況について質問します。

まず、65歳以上の一号保険者の中で、月1万5000円以下の低い年金しか受けていない人、そして無年金の方々の保険料の納入状況はどうか、について伺います。つき15,000円以下の方は年金より保険料を天引きされますが、それ以下の方は直接保険料を納めることになっているからです。

次に一年間滞納をした場合には罰則があるといいます。また1年半滞納された場合は更なる罰則があるといいますがどんな罰則であり、該当者はあるのかどうかを伺います。

さらに、保険料がどうしても払えない人のための減免制度を適用されている方はみえるのでしょうか。

以上の点について質問いたします。


4番目に国保料等滞納の急増について質問します。

 監査委員の14年度「審査報告書」の55ページの滞納内訳にあるように、町民税・固定資産税・軽自動車税などとともに国民健康保険税の滞納者が急増しています。この表の見方は15年3月31日現在の各年度別の件数・滞納額が記載されています。12年度分88人、滞納額が約1121万円が、13年度分134件・約1697万と件数・額とも5割増なっています。更に昨年14年度分は231件・滞納額は2802万円と、件数で前年比で7割増、滞納額は6.5割増となっています。2802万円は14年度収入済み額6億989万円の4.59%に当り、16年間の累計は7662万円で12.56%にあたります。一体これは何が原因なのでしょうか。(この質問では表の見方を間違えていました。それで上記質問の赤字の部分2ヶ所は削除します。)(税務課長が収入未済額=滞納総額が13年度末では6600万円あったのが、14年度末には7662万円となり約1000万円増えたことになる。と答弁されたので、結局は16%の増になります。)

未納者への「短期保険証」(有効期限は1ヶ月)、「資格証明書」発行はされているのですか。■資格証明書は正規の保険証ではありません。実態はどうでしょうか。お伺いします。この八幡町で保険証がなく必要なときに医療が受けられない、ということのないようにしたいのですが、この点を含め質問します。

再質問 保険証を取上げられない「特殊な事情」に低所得であることを認めさせること


5番目に郡上大橋架け替えと五町・向山・尾崎町地区の下水道計画について質問します。

去る8月25日に岐阜県庁において、私たち日本共産党岐阜県地方議員団は来年度の岐阜県への予算要求交渉を行いました。八幡町議員団も出席いたしました。全部で201項目にわたる要求を朝の10時より夕方6時まで7時間に及んで各部局の課長以下数十人の県幹部と交渉いたしました。郡上の要求も郡上中央病院の医師の確保や、長良川西岸の有坂を含めた県道拡幅などとともに、郡上大橋の架け替えを要求いたしました。これに対して県の回答は優先度の高い順に順次進めていきたいというものでした。

郡上大橋は今から46年前の1957年(昭和32年)にできております。平行して架かっている歩道橋は23年前の1980年にできております。橋幅も狭く老朽化していることから今この郡上大橋の架け替えが郡民の切実な要求となっております。そして、特に下水道事業を進める八幡町にとっては殊更その必要性が迫られております。それは橋の上流に当る五町地区(166世帯)、尾崎町地区(96世帯)、向山地区(50世帯)の下水道工事が控えているからです。その昔、尾崎は洞泉寺橋を渡って五町へ抜ける越前街道の始まりとなったところですが郡上大橋の出来る46年前まではすべての人・自動車・馬車がこの道を通っていました。細い道幅は今も変わっておらず郷愁をそそる道や家並が続きます。狭い道の川がわにずっと家が立ち並んでおります。生活廃水は当然、下の小駄良川・吉田川へ注がれています。この尾崎・向山そして五町地区の人たちも下水道の供用開始を早くと望むわけですが汚水を下流の浄化処理場まで引くにはこの郡上大橋の利用が一番効率的になります。郡上大橋の早い架け替えが望まれるわけですが、この郡上大橋の架け替えの国および県との交渉の現時点での状況はどうか、を伺います。そして尾崎町・向山・五町地区の下水道工事の見通しおよび計画はどうなっているか質問いたします。


最後に6番目として街なみ環境整備事業の状況について質問します。

街なみ環境整備事業は、道路に付いては半分を国の交付金に依り、街路灯のような設備は国・町・町内が三分の一ずつ負担という有利な条件を生かして進められおります。

@9月から北町の本町の工事が始まり11月は洞泉寺橋まで進みます、来年度は私の住む大手町に進みます。

そこで、14年度に下水道工事の終った中坪や初音は既に道路の舗装が済んでおります。これに対し、橋本町、肴町、下殿町はいまだ舗装がされておりません。

橋本町、肴町、下殿町は県道に当りこの街なみ環境整備の道路工事には含まれませんが一般町民はどこの道路も市街地ならすぐ舗装がされるもののように思っています。わかりにくいのです。

県への働きかけはされていると思われますがここを含めて全体の見通しと計画予定についてを質問します。

なお、安養寺前の石畳道路だった所は7月末にカラーアスファルト化されまして、大変通りやすくなりました。道路作りの難しさを痛感させられた箇所でありましたが、他に不評の箇所のメンテナンスを引き続きお願いしたいわけですが今、気をつけておられる箇所と対処法について伺います。

また、街なみ環境整備事業の中に、建物や付属物の中で城下町らしさを引き出すための工夫を凝らされた場合においては、建物建造者を助成する制度が出来てとてもいいことだと思うわけですが、適用額があまりに低額で期待はずれの例がありました。個人の好みと街づくりがかみ合うことが大事なので研究を重ねていただきたいので、この点についてもお考えを伺いたいと思います。

以上、6項目についてお答えください。              朝史の日記へ