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岐阜 |
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「凌霜隊記」17年ぶり上演
郡上の「劇団ともしび」が13日に
郡上市内の演劇愛好者でつくる「劇団ともしび」(森田久男代表)は十三日、同市総合文化センターで開く定期公演で、長年劇団を支えた故高田英太郎さん(郡上市八幡町)をしのび、高田さんの戯曲「激浪〜郡上藩凌霜(りょうそう)隊記」を十七年ぶりに演じる。(林 康雄)
劇団は一九五八年に結成し、年一回のペースで公演を続けている。高田さんは、高校教諭時代に書いた小説「黒い原点」で新日本文学賞を受賞。郷土の文学者として知られ、団付き作家や演出家なども務めたが、昨年秋に七十二歳で他界した。「激浪」は高田さんの代表作の一つ。市民有志で組織する実行委が、公演を運営面などでバックアップしている。
「激浪」は、幕末から明治時代に移る激動の時代に郡上で結成され、幕府側について戦い犠牲になった「凌霜隊」藩士らの物語。中学生から七十歳代までの団員や市民約三十人が出演し、九月から本格的なけいこに励んでいる。
森田代表は「難しい芝居だが、高田さんが作品に込めた思いを胸に秘めながら、精いっぱい演じたい」と話している。
公演は、十三日午後一時三十分と七時からの二回。入場料は一般千円(当日千二百円)、学生八百円(同千円)。問い合わせは、森田代表=電0575(65)2518=へ。
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