●はじめに「郡上八幡ふるさと探訪講座」 山内一豊夫人・見性院の謎を求めて」

   今日は先ほど、ご紹介がありましたように見性院様についてお話をさせていただくという予定になっておりますので、これから二時間ばかりの間、話を聞いていただきたいと思います。そこで、お話に入ります前にちょっと皆様方にお聞きいたすわけでございますが、見性院というのは法名でございますので普通のお名前は一般にはお千代さんと言われております。けれども皆さんがお聞きになっている言葉は「山内一豊の妻」ということのほうが多いと思うんですけれども、皆さんの中で,そう言うとお年が判るかも分かりませんのですけれども、小学校のときの教科書にですね「山内一豊の妻」という題で長らく載っておりましたんですが、そのことを自分は直接習わなくても自分のお兄さんとかお姉さんなどがですね使われた教科書で知っているとか、あるいは自分が実際それで習ったとかいうようなことをご存じの方は恐れ入りますが、手をちょっと挙げていただけませんでしょうか。(手がたくさん挙がる)はい、有難うございます。意外にたくさんの手が挙がりまして私も嬉しいような気がするわけなんですけれども。この山内一豊の妻、あの賢夫人として名高いですね、夫のために生涯を一生懸命に尽くされた、あの賢夫人のお千代さん。そのお千代さんがですね、何と、この郡上のお殿様(遠藤盛数)の娘であり、二代目のお殿様の慶隆さまにとりましては妹であるということが明らかに段々なって参りまして、私どもいろいろ勉強をさせていただいている訳でございます。そこで、これからお話を申し上げるときには、話がこんがらがるといけませんので、このお千代さんにつきましては法名の「見性院」というお名前で話させていただきますのでそのようにお願いいたします。「性」という字ですけれども、あれを「しょう」とお読みいただいて「けんしょういん」と申し上げます。    次へ進む⇒  目次(その1)へ   ←元へ戻る


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