岐阜公園にモニュメント 一豊「祝言の地」PR
【岐阜県】来年1月から始まるNHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公、山内一豊と妻千代が婚礼の祝言を挙げた地として知られる岐阜市。同市大宮町の岐阜公園に、おしどり夫婦で知られた2人を記念するモニュメントが建てられた。「いい(11)夫婦(22)」をもじって、11月22日の午前11時22分から、観光業関係者や市民ら約300人が出席して除幕式が行われた。(宮尾 幹成)
ポスト万博の観光客誘致対策として、岐阜長良川温泉旅館協同組合(伊藤善男理事長)が計画。同市には山内家の檀那(だんな)寺だった立政寺などがあるが、「何か目印になるような観光資源を」(伊藤理事長)と、協賛金を募ってモニュメント制作を進めてきた。
千代と言えば、結婚の際に鏡箱にしのばせてきたへそくりで一豊に名馬をあがなわせ、出世の足掛かりをつくった逸話が有名。“内助の功”のシンボルとして、「千代の鏡」もモニュメントの一部に含まれる。
伊藤理事長は「作っただけではダメ。(一豊が後に藩主となった)高知県の観光協会などとも協力し、観光客を掘り起こしていきたい」と意気込んでいる。
(中日新聞) - 11月23日11時53分更新
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