第4話 将軍・源実朝と東胤行 ≪山内一豊の妻≫
NHK大河ドラマ『北条時宗』が始まっています。時宗の『宗』は当時の鎌倉将軍・宗尊親王の宗をもらったものです。実はこの将軍の和歌の講師が、郡上の東家の祖・東胤行なのです。 これより先、胤行は和歌の講師・藤原定家の弟子で将軍の源実朝とも歌を詠み交わしています。
沖つ波 八十島かけて住む千鳥
心ひとつを いかが頼まん (実朝)
返し 浜千鳥 八十島かけて通うとも
住み越し浦を いかが忘れそ (胤行)
鎌倉を離れる胤行に送った実朝の歌です。将軍実朝は鶴岡八幡宮で暗殺されますが和歌の達人でした。その後、胤行の子孫の東常縁が古今伝授の道を確立し、その影響は運命の女にも受け継がれるのです。
(※ 第4話は2001年にINGテレビで放映されました) 第5話へ 元へ戻る 山内一豊夫人顕彰会へ