第1回 4/15『うわぁ〜、きっつぅ〜』

第1回目から飛ばしてきます。まず今回ご紹介するのは、超時空要塞マクロス。

内容はというとオーソドックスな横シューで、パワーアップはありません。永久ループで、基本的にクリアしていくにしたがって敵が強くなっていくだけです(といっても最後までやったことがないので推測がかなり入ってます)。

この作品は本当にすごいんです。何がって?ポケモンなんかとは比較にならないくらいすごいんです。感の良い方なら分かったかもしれませんね。そうなんです、画面のフラッシュがすごいんです。道中は別に普通なんですけど、ボス(らしきもの)を倒すと画面全体が輝き出し、それが2〜3秒続くんです。すごい極悪です。実際にプレイする機会があったとしても、決しってじっくり見ないでおきましょう。

ちなみにこの作品は、制作NAMCO、販売元BANDAIという今ではちょっとお目にかかれない変わった経歴の持ち主です。



超時空要塞マクロス (BA−002)
対応機種はファミリーコンピュータ。1985年12月10日、BANDAIより4500円で発売。





第2回 4/30 『こんなもん、やってられるかぁ!!』

約半月ぶりとなりました。今回ご紹介するのは、トランスフォーマー コンボイの謎。

基本は横スクロールのアクションで、各面のボスを倒すとステージクリアとなります。2種類に変化する自機を操り、弾を撃ちながら進んでいきます。全何面かは不明です。

さてこの作品、スタートしてから数秒のうちに訳も分からずやられていることでしょう。なぜかというと、弾がほとんど見えないからです。その上1発アウトなのできびしいのです。バランスも?なものが多く、ボスも1面からきついです。アクションのちょっと好きな友人にやらせてみたところ、1ボスまでは行けたものの、30分と持ちませんでした。

サブタイの”コンボイの謎”というのも、さらに謎に輪をかけています。取説の無い現在、まったく訳が分かりません。総じてこの作品自体が謎だらけです。



トランスフォーマー コンボイの謎 (TFC−TF)
対応機種はファミリーコンピュータ。1986年12月5日、TAKARAより4900円で発売。





第3回 5/11 『常識があぶない』

さて、今回は誰もが認めるキング オブ クソゲー、たけしの挑戦状。

基本は横スクロールのアクションゲームです。その上にアドベンチャー要素も加わっています。
日常に飽きたサラリーマンが、夢を求めて冒険にでるというのが大まか(すぎ)なストーリーです
”これは1人の男の喜劇である”ということが取説に書いてあるが、「どこがじゃっ」と思わず突っ込みを入れたくなる内容です。
じゃっプレイ内容にうつりましょっ。

まず凄いのが、一般市民からやくざ、果ては警察官、子供まで全て敵であり殴り倒すことが出来ることです。しかも彼らを倒すと、お金まで手に入ってしまうという、今考えると恐ろしいシステムです。今出そうとしたら、倫理面からもハードメーカーからやめてくれと泣いて頼まれそうです。

まぁぁぁだあります。ゲーム中には一切のヒントがありません。取説にわずかに載っていますが、断言します、ぜっっってぇわかんねぇ。2コンを使えば話すことが出来ますが、これまた検討はずれのことしかしゃべりません。クリアするためにはひたすらミニゲームを遊んだり、いろいろ買いあさらなくてはなりません。その前にみんな投げ出していきました。

この作品は、実は初めて作品性というものを前面に押し出した作品だったのではないかと今思います。たけしさんという人間をあらわすにはこうするしかなかったのかもしれないと。


最後にパッケージ裏面に書かれている本人のメッセージを載せておきたいと思います。

これから諸君の目の前に展開する画面を、単純なチャレンジゲームと考えたら、ほとんど君たちは、最後までクリアーできないだろう。まず、今までのファミコンソフトと同じレベルで、この作品を考えないようにしてほしい。ゲームなかばで、南海の孤島へ、宝捜しに出発できるようになっているが、そこまで果たして何人がクリアーできるか。これは1億人のファミコンスピリットへ向けた、文字どおりの私からの挑戦状である。

こんな挑戦状、投げ捨ててやるぅ!!
↑UMI、心の叫び




たけしの挑戦状 (TFC−TC5300)
対応機種はファミリーコンピュータ。1986年12月10日、TAITOより5300円で発売。





第4回 6/6 『えっ? これがあの???』

はぁ〜、前回から1ヶ月たっちゃった。まぁ、いいや。そいじゃいくよ〜ん。今回は2010 STREET FIGHTER。

さてこの作品、ストリートファイターという文字を信じて買うと手痛い目にあいます。ゲームの基本システムが、一定のフィールド内で敵と1対1でショットを当ててダメージを与えていって倒します。パンチもキックもありません。ただのアクションゲームです。

その上アクションが多彩なんだけど、最初の頃は瞬殺されることうけあいです。1面から要求される操作が多いです。

まぁ、アクションゲームとしてはそれなりの評価は受けられると思いますが、そのストリートファイターという言葉とのギャップの大きさに皆苦しめられました。

それにしても、2010年の喧嘩はこんな必死にジャンプして弾をかわして打ち合いをしなきゃならんのかなあ。




2010 STREET FIGHTER(STE−20)
対応機種はファミリーコンピュータ。1990年8月8日、CAPCOMより5800円で発売。





第5回 7/4 『うぷっ、もう見たくないのに』

ほぼ月刊状態です。じゃあ今回はSTREET FIGHTER2 MOVIE。

映画で公開された画像を利用し、流れていく映像の中で判定のある場所を探していくゲームです。うまく探すことができれば、シャドルーのサイボーグ戦士のパラメーターが成長していきます。

このゲームの見所は、成長させたサイボーグでリュウと戦えます。性能の悪いケンといったところでしょうか。これに勝利するとエンディングが変わります。映画とは違ったのストーリーで終わらせることができます。
以上、見所終わり。

このゲームの諸悪の根元、それは、映画の映像をただそのまま流していることです。せっかく作った映画を何とか利用してやろうという意気込みは買いますが、2・3回やったら飽きます。ゲーム機だから画像が悪いということは分かりますが、これならビデオ借りてきて見た方がましです。別に新作カットが多い訳でもないですし。

サイボーグも弱いです。ほぼパーフェクトにステータスをあげても、減らないわ食らうわの最悪です。誰に向けて作ったんでしょう、この作品。格闘ゲームを本格的にやらない人向けのはずじゃないんでしょうか。

他にもデータベースモードもあります。クリアすると何かしら反映するらしいのですが、どうしたら反映されるのでしょうか。データロードしようがしまいが変化ありませんでした。それに原画ばっかり収録していたから一般受けしないでしょ、これ。

結局クリアしても虚脱感を味わえる作品となってしまいました。1500円ほどで買いましたが、買って後悔した作品はこれで2つ目です。

※10/26 加筆
480円と安かったので、再度購入しました。
やっぱり数度やったら飽きますけど、ある程度覚悟して挑めば、それなりに遊べますね。
データベースの登録も、Cボタンを押せば登録できると分かりましたが、やっぱり取扱説明書には一言も触れられていません。
正直、「意外と面白かったのかも」と思ったこともありました。おそらく、能力を挙げることが出きるポイントを探すだけだったのが、データベースの登録作業が加わって、いいアクセントになったのだと思います。

この値段&前回遊んだ経験があるからこそ、楽しめたんだと思います。何か過度な期待を持って購入すると、手痛い目にあう可能性があるのは前述の通り。



STREET FIGHTER2 MOVIE


(T−1204G)
対応機種はセガサターン。1996年3月15日、CAPCOMより6800円で発売。

(製品コード不明)
対応機種はプレイステーション。1995年12月15日、CAPCOMより5800円で発売。