「山内一豊の妻」の載った国定教科書
          「尋常小学読本 巻七」(大正3年=1914)
「山内一豊の正しい読み方について」 Xさんへのメールの返事

ご丁寧なメールを頂き恐縮しております。山内一豊の読み方については、高知県の人名事典はすべて「やまうちかつとよ」となっており、土佐山内家宝物資料館でも「やまうちかつとよ」と言われますし、高知の一豊研究者もすべて「かつとよ」と呼んでみえるのです。私も今年は一豊&千代サミットを初め3回も高知へ行かせてもらいました。耳を済ませて聞くと、やはり土佐では「かつとよ」でした。郡上の方でサミットの案内中に「一」の文字は字典を引いても「かつ」と読むことはないので「かずとよ」と読むのが正しいのではという質問をされました。高知の一豊研究者の答は「“固有名詞”なんです。高知の人名事典はすべて“かつとよ”となっておりますよ」という事でした。ですから、あえて私も katutoyo と読むのが正しいのですと書きました。なお、山内家の系図の一豊(かつとよ)の子孫の山内家では初代の一豊の「一」(かつ)の字を受けた名前が代々見られます。「一唯」「一輝」「一俊」「一安」(ここまで、明和〜享和まで)以下略・・
仮名遣いの問題から入るとおっしゃる通りですが、“固有名詞”については、仮名遣いどおりにはならない例に当るのだと思います。
 
2006年12月4日 山内一豊夫人・見性院の命日に 岐阜県郡上市八幡町大手町 山内一豊夫人顕彰会会長 川上朝史
  
《クイズ》 「山内一豊」の正しい読み方はどれ?
1.yamautikazutoyo 2.yamanoutikazutoyo 3.yamautikatutoyo  
正解.3
山内一豊夫人顕彰会へ
岐阜県郡上市八幡町左京 「樂藝館」展示(新町・鷲見勇氏蔵。父・鷲見甚造氏使用。
                     2005年10月14日撮影
内表紙
表 紙
山内一豊の呼び名については、正しく「かつとよ」と濁らずフリガナがうってあります。
山内については、正しい「やまうち」とも誤まった「やまのうち」とも、どちらもつけてありません。
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