第5話 将軍・宗尊親王と東胤行 ≪山内一豊の妻≫
鎌倉将軍・宗尊(むねたか)親王は、大河ドラマ『北条時宗』の主人公・時宗の鳥帽子(えぼし)親(=名付け親の事)で、郡上の祖・東胤行の弟子でした。
その宗尊親王が、師である胤行が病に伏していた時に、御見舞いとして歌を贈りました。
限りとぞ 聞くぞ悲しき あだし世の
別れはさらぬ 習いなれども (宗尊親王)
返し≫ かくつらき 別れも知らで あだし世の
習ひとばかり 何思ふらむ (胤行) 『新後撰集』
・・東胤行には、後の運命の女のたどる歴史を予感するような、悲しい出来事があったのでした。
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